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フトアゴヒゲトカゲの飼育方法1 環境を整える

フトアゴヒゲトカゲの飼い方について解説します

まず初めに必要な事としては、飼育環境を整える事です
その中で、必須になってくるアイテムがいくつかあります
と、その前に!もっと大事な事がありますので、そこから解説します

フトアゴヒゲトカゲが受診できる病院を探す

フトアゴヒゲトカゲは生き物なので、時には体調を崩したり、時には怪我もします
緊急時に備えて、何があってもすぐに対応できるようにすぐに通える範囲に動物病院があるかどうかを探しましょう
その時に行ける病院がないと大変なので、まずは片っ端から近隣の動物病院に連絡してトカゲを診てもらえるかだけ確認しておきましょう
怪我したり病気になってから探すと手遅れになるかも知れません
事前に確保してから飼いましょう
もっと言えば、生き物です

フトアゴヒゲトカゲ飼育に必要なもの

・ケージ
・スポットライト(お昼)
・紫外線ライト(お昼)
・暖突かセラミックライト(夜間)
・プレートヒーター(常時)
・餌
あたりが必要になってきます
このうち、スポットと紫外線ライトは一緒になっているものもあるので別々に選べなくてもいいかもしれません
より詳しい説明はこちらで解説しています
⇒『フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要なもの

フトアゴヒゲトカゲの環境を整える

上の写真にあるような形で環境を整えておきます
フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの砂漠地帯に生息しているといわれているので、基本的にはその環境をなるべく再現させてあげる形で飼育をしている人が多いです
日中は26-32度くらい、夜間は25度くらいになるようにして夜になったらちょっとケージ内に霧吹きを
といった感じが一番再現度は高いと思います
必須項目としては、26-32度くらいの温度をキープ、日中は強い紫外線を浴びる、雑食性のため色々餌を食べるは忘れてはいけない項目になります
1日8時間くらいはスポットライトと紫外線ライトを照射することでなるべく自然に近づけられます
それを再現するには最低限必要な設備があるのでざっくりと解説します

フトアゴヒゲトカゲのケージ

フトアゴであれば、ケージの大きさは横60~90あれば問題ないです
底面45は欲しいという話は聞きますが、実際はそんなに動かないでのんびりしてる事が多いので底面30でも特に問題ありません
たまにジャイアント血統などで全長60cmを超える個体などであればちょっと狭いんで90は欲しいところですが
ずっとまっすぐになってる硬い生き物ではないので、尻尾丸めてる事も多くショップでの並びを見る限りではそこまで不自由してないんじゃないかな?と思ったりはします
広いに越したことはありませんが
例えば動物園のようにレイアウトをしたいという場合は広くスペースを取ってあげないと登ったり色々遊んでしまうと手狭になって、中にあるインテリアなどで怪我をしてしまう場合があります

また、爬虫類は上から見られたり触られたりすることをとても苦手としているようなので、観音開きのケースか引き戸式のガラスケースなどが向いています
実際爬虫類専用ケースはそういう構造になっていることが多いです
中には自作で作っている人もいるようですが、通気性や機能性を考えると実は買った方が安いという事が多いようです

爬虫類専門店などでは、環境を整えるための最低限の設備がセットなどで通常揃えるより少し割安に組まれて販売されている事も多いです

フトアゴヒゲトカゲのバスキングライト

スポットライトはケージ内に直接入れる事も可能ですが、ちょっと狭くなるのを考慮して外付けでも問題ありません
中に石などがあれば、間接的にそこでお腹を温めたりするので入れておくとたまにあったまってます
基本的にはケージの外もしくは、中に取り付けるソケット型のライトが多くいわゆる発熱電球です
日中つけて温度をあげるための物で、強い光があるため朝につけると寝てるフトアゴも朝か!と思って起きます
ちなみに、一昔前はバスキングライトが主流でしたが、今はサーモ内蔵の暖突のような上部ヒーターもあるので便利です
サーモスタットをつけておけば温度が一定になったらスイッチが切れるためその付近だけは少なくとも26℃をキープできるようになります
その際に保温器具にサーモスタットをつけておくことで、ある一定の温度以下になるとスイッチが入り、一定温度に達すると切れるので便利です

フトアゴヒゲトカゲのサーモスタット

安いものだと2000円程度で買えるコンセントにつなぐことで一定温度を超えると通電が遮断できるようになるスイッチのようなもの
高い物(爬虫類用)になると、日照時間に合わせて時間管理ができる機能もあるのでノータッチで勝手に管理できて便利です
ライトとヒーター両方つなぐことができるので昼夜でスイッチの切り替えが必要なく自動でやってくれます。

フトアゴヒゲトカゲの紫外線ライト/UVライト

上についてる蛍光灯はUVライトで、紫外線が出るライトになっています
フトアゴヒゲトカゲを始め、昼行性で砂漠なんかにいるトカゲは強い紫外線を浴びているので、比較的強めの紫外線が出るライトを選びましょう
紫外線にはUVAとUVBの2種がありますが、爬虫類に必要な紫外線はUVBと言われています
一般的な爬虫類用のUVライトの強さではUVB50とUVB100、UBV150がありますがなるべく高い照射の物を選びます
昼行性の爬虫類(特にトカゲ)はこれがあることでくる病を防げるといわれています
これとスポットライトが一緒になっているバスキングライトもあります
それを使えば2つ使う事もなく、1つで解決するので便利ではありますが高額なものが多いです

通常の電球と違い、つかなくなったら寿命というわけではなく基本的には照射時間によって紫外線の量が減っていくため
最長1年を目安に交換することが望ましいです

ヒーター兼ソーラーライトとして使用できるため、紫外線用ライトと昼用保温ライトを別で用意する必要がなく便利です
基本的には紫外線照射がUBV100のバスキングライト兼UVライトを設置、天気がいい時には窓際やベランダなどの直射日光で10-15分程度日光浴をすれば問題ないレベルだと思います

床材に関しては色々諸説ありますが
フトアゴあたりだとベビーじゃなければ誤飲したところでフンとして出て来る事もあるのであまり気にしなくてもいいとは思いますが
大きさが大きいものは避けた方がいいです
余り誤飲してしまうと消化できない砂が腸が詰まってしまう原因になるため、排泄できる粒子の砂か吸収される素材を選びましょう
中にはカルシウムでできていて、誤飲しても消化されカルシウムとして吸収できる砂なども販売されています
くるみの殻など自然の物で作られている細かい物もあります
そちらは防臭効果もあり、消化されてしまうためなかなかいいです
一部のペットショップなどでは新聞紙やペットシートなどを使っている場合がありますが、使い捨てで変えればいいだけなのでとても管理が楽です
ただ、爪が引っかかってしまったり、パクついて破って飲み込んでしまったりするデメリットはあるみたいです
どちらにしても砂でも紙でも誤飲の可能性はありますのでどれをとっても問題はないかと思います
野生で過ごしてる個体でも土や砂、砂利なども平気で日常的に飲み込んだりしてるわけですし

フトアゴヒゲトカゲのプレートヒーター

一般的な爬虫類用ケージには、右下底面にちょっとした3mmくらいの隙間が空いているものがあります
それは何用かというと、プレートヒーターを入れる事が出来るようになっています
昔、小学生の頃に使っていた硬い下敷きのような形にコードが付いているものがプレートヒーターで、基本的にはサーモスタット内臓なので常時適温を保ってくれるのが便利です
光が出ず発熱のみなのでフトアゴヒゲトカゲ以外の爬虫類はおろか、両生類や小型の哺乳類までオールマイティにカバーできる優れものです

フトアゴヒゲトカゲのシェルター

フトアゴヒゲトカゲは現地での生活は外敵から身を守るために岩場に逃げ込んだり、物陰に隠れて過ごしている事もあるそうです
基本そこまで臆病ではなく、人懐っこいのか警戒心が少ない生き物ですがシェルターがあると落ち着くようです
お迎え後に性格をみつつシェルターは後からでも問題ありません
小さい頃はちょっと警戒心もあるため、ベビーから育てるのであればあってもいいと思いますが
そのまま育つとシェルターから出てこなくなったり、物陰に入ると野生の血が復活して突如狂暴化したりすることもあるらしいので注意が必要です
狂暴化とは言っても危険な生物ではないので、噛まれたとてたかが知れてますが細かい歯がビッシリと生えているのと口が大きいので痛いです

フトアゴヒゲトカゲの水入れ

フトアゴヒゲトカゲは乾燥地域に住んでいるとは言え、生き物なので水が必要です
と言いたいところですが、まったく水を飲まない個体もいますので、何とも言えませんが水入れを常備しておくことはデメリットにはならないので入れておきましょう
その際は、フトアゴがひっくり返さない大きなものにする事
お風呂代わりにしちゃう場合もあるし、気が付いたらトイレにされてる場合もあるので、最低でも3日に1回、出来れば毎日水を変えましょう

フトアゴヒゲトカゲの環境その他

必須ではないけど、日本のトカゲなんかは午前中に日光であったまった縁石とか石の上に乗っかってボーっとしてるのを見る事があると思います
フトアゴも同じで、お腹面があったまる所に乗っかったりもします
プレートヒーターの上にいる場合もありますが、丸っこい大きめの石なんかを入れておくとその上に乗っかりポケーっとバスキングすることもあるので入れておくといいかもしれません

フトアゴヒゲトカゲの飼育セット

↑こういう感じのセットです、これは60サイズで色々とセットになっているため便利です
1つずつそろえるより安く手に入る上、家に届くのでお勧めです

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